棗が3つ完成しました。
時間の空いた時に書き続けていた「棗」がようやく完成しました。
これは、白地の下地に「松竹梅」を描いた立ち雛になります。
男雛の細部には金地の盛り上げを行い、その上から古代文様を手描きしています。
女雛には、藤の花を金箔地の上に描きました。
この棗雛は、ここに紹介しています。
時間の空いた時に書き続けていた「棗」がようやく完成しました。
これは、白地の下地に「松竹梅」を描いた立ち雛になります。
男雛の細部には金地の盛り上げを行い、その上から古代文様を手描きしています。
女雛には、藤の花を金箔地の上に描きました。
この棗雛は、ここに紹介しています。
年が明けて寛永雛の注文依頼が増えています。お客様からの注文を受けるとまずやるのが、依頼の詳細をメモに取り制作の順番を決めます。次に妻に別の倉庫になおしている桐箱を持ってきてもらって、こうして花びらを描きます。
「寛永の華」の場合には、これと平行して羽子板と貝合わせ(2組4枚)の制作も開始します。
一度この写真を先方に送り、さらに進めて行きます。羽子板にも見本が10数種類あり、貝合わせも20種類近く題材がありますから同じ組み合わせのセットはないと思います。さらに羽子板や貝合わせの色調を「薄めが良い」とか「濃いめでハッキリが良い」などと絵の色調にも注文がつけられますから、本当の意味で自分達が選んだオリジナルの羽子板、貝合わせになります。
また、時には羽子板の中にお子様の名前にちなんだ「鳥」や「花」などを挿入する場合もあります。
一方では、染色の清家文香さんが時間を作ってアトリエに入って白い絹地の布を染めることから始め、染め上がった布に裏地をつけて表には金箔の花びらを貼ったり、型染めをしたりして非常に複雑で美しい敷き布を作り上げます。
JUGEMテーマ:クラフト・手芸 色々
今年の「寛永雛」や「小さき物の世界」に使う五人囃子の在庫が切れてきたので、現在新しい五人囃子を制作中です。
手前に見えるのが、五人囃子の烏帽子に張る金箔で、毎回金沢より取り寄せて使っています。この所金箔も値上がりし、以前の2倍以上していますから、大事に使っています。
上の紫色の五人囃子が「寛永雛セット」に使う物で、下の小さい五人囃子は、アンティーク雛道具と組合わせて使う「小さき物の世界」用のものです。高さが1,5cmですから、私が作ることが出来る最小のものでしょうか。
今後、小さき物の世界の五人囃子はこのお雛様たちが参加します。